Chapter 24.7-攻防(3)-

うううう ハルマは、寝返りをうとうと身を丸める。揚陸艇の、簡易式のベッドでは、ハルマの体の大きさで寝返りを打つのは不可能に近い。ぎしぎしと、煩い音を立てながら、なんとか、体の向きを変える。ベッドをどうぞ、と譲られたのだが、これなら、床で寝袋の方がマシだったかもしれない・・・ ついに諦めて、体を起こした。貨物室には、所狭しと寝袋や毛布に包まっている男たちが、ひしめいていた。その壁際に、ハルマを含めて数人が簡易式ベッドに収まっていた。みな、よく寝ている・・・


スリット式の窓から白み始めた外の光が入ってくる。貨物室に納まりきれなかったほかの連中は、外でテントを張っているはずだ。今夜はテントで寝かせてもらおう・・・ハルマは、体の節々が痛いのを感じながら、ベッドを抜け出して、そっと操舵室に入る。操舵室の奥の足元付近に手動式のハッチがあって、そこから外へ出た。ヒヤッとした空気が顔を撫でて身震いしたが、貨物室のよどんだ空気よりは随分マシだ。


体をほぐしながら、ケルカノの町の方を眺める。ハンターの合同本部は24時間稼動しているっていってたな・・・ 時計を見る。食堂も、あと1時間もすれば、夜勤明けのハンター達のために開くはずだ。


トルドーたちのテントの傍で、見張りに立っている彼の部下が二人ほどいた。ハルマは近づいてから小声で


「早めに食堂に行って、メシでも食ってくる」


と告げると、彼らは黙って頷いた。


目指す食堂の建物は、白い建物群のやや右よりだったなぁと、昨夜のことを思い出しながら、のろのろと歩き出す。途中、ちらっと墓地の方へ目を向けて、あ・・・ と足を止めた。こんな早朝から人影が見えた。昨日の・・・あのこどもの墓地の辺りのような気がするが、ここからでは確信が持てない。


しかし、あの子の墓として、あの母親が早朝からいるのだとしたら・・・それでも、近づくのは憚れた。気を取り直して、また、食堂へと歩き出す。綺麗な石でもないだろうかと足元に注意を向けつつ、ゆっくりと歩いたが、茶けた大地には、思いの外、石がなかった。


本部の建物の前を通る車道へでて、ようやく、車道に撒かれている小石があったが、早朝からご苦労にうろうろしているアコルドの兵の前では、拾うのが躊躇われた。ハルマは、夜勤明けのハンターのような態度であくびをしながら、アコルド兵の前を通り過ぎ、食堂の建物に入った。いい匂いが立ち込めていたが、まだ、カウンターの扉は閉ざされていた。それでも、夜勤明けのハンターがちらほらと集まり始めていて、早朝の待ったりとした食堂の中でテーブルにつきながら開店をまっていた。


「あれ・・・ハルマさん」


と、声を駆けられて振り返る。タルコットが、若者二人を引き連れて食堂に入ってきた。多分、やや小柄な、綺麗な顔をしているのがイヴァンで、背の高いほうが、お付の者だろうと検討がつく。


「なんだ、お前ら早いな」


「早速夜勤だったんですよ」


はははは・・・ とタルコットは頭をかいた。


「あ、ええと、こちらは、イヴァン・バンアール様と、その騎士のローラン・ドーシェル殿です」


タルコットに紹介されて、イヴァンは手を差し出して握手を求めた。


「はじめまして・・・貴方は、ハーヴェルム・ユスパウ男爵とお見受けしましたが」


「いかにも」


と、育ちのいい正統派貴族のイヴァンの態度にやや気圧されながらも、どっしりとその手を握りかえした。


「昨夜はすまなかったな、部屋を追い出してしまって」


「いえ・・・おかげで、タルコットさんと貴重な体験をさせていただけました」


と、その顔は本当に嬉しそうだ。


「よろしければ、こちらに同席させていただいても?」


「ああ、もちろん...」


その時、ちょうどカウンターが開いて、待っていたハンター達が、食事にありつこうとぞろぞろと、並び始めた。タルコットとローランが、二人の分も食事を運んでくる、と言ってその列に混じった。イヴァンは慇懃に礼を言いながら、ハルマの向かいに座った。


「会議の前に、お会いできてよかった・・・出来れば、話したいと思っていたのです」


イヴァンは声を落としつつ、少し緊張した面持ちで切り出す。


「父にはお会いしましたか?」


「おかげさまで、大変な歓待を受けたよ」


「連盟については何か?」


ああ・・・ とハルマは納得して、自分も声を落とし、


「そうだな。概ねご賛同いただいたんだが、この会期中に明言するのは、迷っておられた・・・君への負担も心配されたんだろう」


「そうですか・・・」


イヴァンは考え込むようにちょっと俯いたが、やがて、その顔を上げたときには、覚悟の表情をしていた。


「私は・・・元服もしましたし、今回は父の代理として、領主の立場での発言権を有します。ですから、必要があれば、自分の名において連盟への参加を表明させていただきます」


え・・・ とハルマはその決意に驚いて、イヴァンの顔を見る。


「そりゃ・・・こちらとしては歓迎するが、しかし、その影響は計り知れないぞ。シャンアールにはまだ、アコルド軍も駐留している」


「はい・・・危険はありますが、しかし・・・」


イヴァンの顔は曇った。


「公爵に対抗するには・・・いつまでも保身をしていては難しいと感じました」


ハルマも、途端に険しい顔になった。


「邸宅に行ったそうだな? 何か・・・あったのか?」


イヴァンは、怖い顔をして頷いた。


「帝国内の、大領地の領有権を持つ方々がそこに集結していました。大雑把な推測ですが・・・10年前で言えば、その方々の領地で、ニフルハイムの土地の7割を占めるかと。リカルドさんにはすでにお話したのですが・・・ハンター協会では以前より大よその把握はしていたそうです。彼らの邸宅は、アコルドの国税によって維持されているらしいのです」


ハルマは、険しい顔のまま頷く。


「・・・そうだな。こっちでも、ある程度、その情報は共有されていたが、7割となると、予想以上だ。君の勇気には感謝する。だがな・・・会議の席でどう発言するかは、慎重に判断してくれ。英雄になるよりも大事なことは、君の領民を守ることだ」


イヴァンは、ハルマの言葉に、はっとした。そして、しばし辛そうに目を閉じ、受け止めるようにゆっくりと頷いた。


「・・・おっしゃるとおりです、男爵。今のお言葉、心に刻みます」


その時、タルコットがホクホクした顔つきで、大きな丼ぶりが二つ載ったトレーを運んできた。その後ろの、ローランも同じだ。

「サービスしてもらっちゃいまいた」

と、照れ臭そうに笑いながら、大盛りにされた卵とじのカツ丼を、ハルマの前に置く。この早朝から、これか…ハルマは苦笑いした。

「お前ら若いな…」

ハルマの呟きを聞き取れなかったようで、え? とタルコットは顔を上げた。すでに箸を持っていて、いまにもがっつこうという姿勢だ。ハルマは笑いながら

「さすがにこいつは食べきれん。半分残すから、お前え、食えよ?」

あ、はい…わかりました。タルコットは、平然と答えていた。

若者たちは眼を見張るような食欲を見せて、あっという間に完食する。でかいどんぶりが、きれいにその白い底を見せるのは、清々しいほどだ。タルコットは、ハルマの残した分も、何食わぬ顔で完食する。朝食が終わると、若者たちは、持て余す体力を抑えきれないようにすぐに席を立って、今度は、難民キャンプの炊き出しの手伝いに行くという。

「おいおい…飛ばし過ぎるなよ。特に、イヴァン。君は明日の会議も控えているんだぞ」

ハルマは一応、窘めては見たが、イヴァンはよほど奉仕活動が楽しいらしく、上気した顔で、ご心配なく! と答えると、タルコットを促して次の現場へと向かった。

ハルマはゆっくりとお茶をすすりながら、若者たちの背中が遠ざかるのを眺めた。こっちも、あと少ししたら、トルドーと連れ立って、工事現場の視察をさせてもらう予定になっていた。ケルカノでは、わずか数ヶ月で2棟の巨大な集合住宅が建てられていた。機材の乏しいニフルハイムで同じことができるとは思わないが、鉱物資源の乏しいアコルドとの取り引きは、探る価値があるかもしれない。

鉱物資源の取引となると、貴族連合の奴らは黙ってないだろうな…ハルマは、ため息をついて、ようやく重い腰を上げた。

胃が重くなったのを感じながら、ゆるゆると、元来た道を戻る。墓地に人気のないのを確認して、ふらっと足を向けた。昨日、前掛けを縛り付けたので、その墓はすぐにわかった。しゃがみこんで、改めて盛り土の飾りを見る…昨日からも少し石が増えただろうか。テカテカと光る石や、多少の石英を含んだ小石、それに、貝殻も混じっていた。墓を縁取るように点々と並べられている。結局何も拾えなかったな、と思って、ふと自分の手首を見ると、ほどけかけた袖口のカフスボタンが目に入った。ボタンはすっかり糸が伸びて今にも取れそうだ。そうだ、と思って、カフスボタンを引っ張る。最後に伸びきっていただけの糸は、抵抗なくプツリと切れた。ボタンにはめ込まれた小さなガラス玉が、キラキラと光った。

細かい糸くずを取り除いてから、盛り土の飾りの隅の方へ加える。軽く頭を押して、土にうずめると、カフスボタンとは分からず、ただのガラス玉に見えた。ボウズが気にいるといいが、と思いながら立ち上がったが、そういえば、男が女かは聞いていなかったな、と、思い出した。

またな、と呟いて墓を離れる。なぜか、帰国までにはもう一度くらい足を向けるような気がしている。2機並んで停泊している、揚陸艇を目指す。トルドーがテントから這い出して、必死に体を伸ばしているのが見えた。レジスタント生活が長かった割に、しんどそうだな… と、ハルマは笑った。

その日の午後だ。ハルマと連れ立ってトルドーは、立てられたばかりの集合住宅の一画に入った。ハンター協会の手引きで、最近立ち上がった難民キャンプの自治組織の理事の家だ。6人家族というから手狭ではあるが、真新しい家で嬉しそうにくつろいでいるこどもたちが印象的だった。

「ほら、お客さんだ。狭いんだから、外へ行け」

と、理事である父親は、こどもたちを追い払った。大きい兄弟たちは、小さなこの手を引いて、素直に外へ出て行く…こどもたちの母親と、さらにその老いた母親とが居間に残っていた。母親は、客人を迎えるべく、お茶を入れようと台所へ立ったが、老婆は明らかに不審の目を向けて、じっと怖い顔をしてトルドーとハルマを見た。

「帝国軍人かい!」

老婆は、刺々しく言い放った。

「ああ…そうだ」

トルドーは淡々と返す。ばあちゃん、やめてくれよ、と、義理の息子は遠慮がちに窘めた。

「すいませんね…」

ハルマと同じくらいの年代か、しかし、長い難民生活でひどく老け込んで見えた。腰の低い様子で、2人に座布団を出した。

「ホウバンさん。お話ししました通り、こちらがトルドー少将と、ユスパウ男爵です」

仲介役として同伴していたハンター協会のオウリンという女性は、テキパキとお互いを紹介する。手際が良くて助かる…と思いながら、トルドーは早速、本題を切り出した。

「自宅に押しかけてしまってすまない。ハンター協会を通じて、連盟の宣誓書は見ていただいたと思うが」

ええ、見ました見ました、と言って、ホウバンは真面目に書き込んだり、織り込んだりした書類を奥から引っ張りだしてきた。

「あのお、なんていうか…賛同はいたしますが、私の頭でどこまで理解できたかわかりませんし、大事な会議に出てもとてもお役に立てるとは…」

と、早速および腰だ。トルドーはハルマと顔を見合わせた。ハルマは少し笑っていた。2人で数日前に予測した通りの反応だった。

「ホウバンさん。突然の申し出で、戸惑うのは理解します」

と、ハルマは、示し合わせた通りに、優しい表情を浮かべて、話し始めた。

「ホウバンさんに特別な発言を期待しているわけではありません。立場の違う者が、一同に集うことこそ意味があると思っています。この重要な局面に…せめて、証人として立ち会ってはいただけませんか」

柔らかい物腰で語り掛ける。流石だな、と、トルドーは感心しながら、自分はなるべく、その存在を消すようにじっとしていた。

うーん… とホウバンは、迷っていた。後少しの押しがあれば、承諾するのではないかと、思えた。ハルマは、もう一声かけようと口を開いたが

「こんだら、帝国軍人に協力すんのか!!」

と、老婆は突如として激昂し、いきなりホウバンの額を叩いた。

「お母さん!!ちょっと、何するの!!」

妻がお茶の用意もそこそこに、慌てて老婆に近寄った。いててて… ホウバンは、参った顔をして、赤くなった額を撫でている。老婆は憮然として、ふん、と鼻を鳴らした。

「こんの、だらしない義理の息子が、帝国軍人に加担するちょよ」

とひどく訛っているが、明らかに腹を立てている。

「帝国軍人は嫌いか…」

トルドーは、ため息をついた。

「…すみませんね。婆様は、あの、ミミヌへの出身なもんで」

妻が老婆の間に座り、自分を守るようにしていてくれたので、ちょっとホッとした様子で頭を掻いた。

「ミミヌへ…コーサルの一部か」

トルドーは思い当たって聞く。ええ、そうです、とホウバンは小さく答えた。コーサル地方は、ニフルハイム西海岸の砂漠地帯だ。小さな集落が点在し、それぞれが独立に生活を営み、国家といえるほどの組織はなかった。それら、別々の民族や集落を、帝国ではまとめてコーサル地方と呼んでいた。ほとんどが砂漠しかなく、帝国が欲しがるような資源も何も持ち合わせていなかったが、海岸沿いの地域を押さえたいという軍事戦略上の目的で、突然、併合された。さして武力も持たない地域だ・・・戦車を数台投入すれば片がついた。大きな抵抗はなく、紛争にも発展しなかったと思ったが・・・


「確か…あそこが併合されたのか、60年前くらいか・・・」

トルドーは呟いた。老婆は、トルドーの言葉にかっと、目を見開いて

「なにが、併合だね! 支配さぁね! このチンピラが!! 男たちを沢山殺しやがった!! 俺の許婚もさ!」

と、老婆は今にもトルドーに襲いかかろうと腕を振り上げたので、一同は慌てて老婆とトルドーの間に入った。オウリンが、トルドーの服を引っ張り、乱暴に家の玄関まで連れていく…ハルマも、逃走者のしんがりを務めるように、老婆に平謝りをしながら、ジリジリと出口まで下がった。3人は、逃げるように家の外にでて、しばし、集合住宅の三階の廊下で、当惑してお互いの顔を見た。

間も無くして、ホウバンが一同を追いかけて家を出てきた。

「いやぁ、ほんとに、すみません」

申し訳なさそうに、何度も頭を下げる。

「よろしければ、本部の会議室へ移動しましょう」

オウリンが、先導して、集合住宅の階段を降りた。ホウバンは一番後ろからしぶしぶ付いてきたが、肩身が狭そうに身をかがめ、トルドーをまともに見られなかった。

「年寄りなもんで…昔のことほどよくおぼえてまして…」

ホウバンはしどろもどろに、弁解した。トルドーは、足を止めて彼を待ち、その横に並んで歩き出した…おや、とハルマはその様子を見ていた。

「あんたも、あのばあさんも悪くない。これは、帝国軍人の当然の報いだ…私は、もっと糾弾されてしかるべき人間だ。連盟に加盟してくれれば、いずれはその機会が巡ってくる」

トルドーは淡々と告げた。言われたホウバンは、なんと答えたものかと戸惑っていた。ハルマも…はじめて聞く糾弾という言葉に、難しい顔をして黙る。

「…オレも無関係ではないな。表立って帝国の軍事行動に反対もしなかった。暗黙の承認を与えていたようなものだ」

「バカ。軍の中枢にいた人間と一緒に考えるな」

トルドーは、咎めるようにいう。

「私は生き残った最後の将校だ。いつかは、誰かが、責任を負う必要があるなら・・・私だ。そのために生き残ったようなものだからな」


ハルマは、驚いて振り返った。本当に、糾弾されるつもりでいるのか・・・トルドーは、淡々とその顔を見つめ返した。横で聞いていたホウバンは・・・、しかし、弱々しく首を振った。


「おんなじですよ。私もね…帝国内でいいように商売してたんです。ほら、比較的新しい支配地域では、アコルド人は有利に取引ができたでしょ? 不公平だって知ってたのにねぇ、法は破ってない、なんて、開き直ってね。コーサルこそ手は出さなかったが・・・似たような地域は他にもありましたしね。昔の行いを全部話したら・・・、きっと、義理の母に殺されちまいますよ」


と、うなだれる。3人はそれぞれに俯いて押し黙った。先導しているオウリンは、振り返らずに淡々と先を進み、集合住宅を出て、合同本部を目指した。


「・・・私も、実は、母方が支配地域の出なんだ」


いつの間にか3人が横並びになった・・・その真ん中で、トルドーが口を開いた。


「比較的新しい・・・北端に近い地域だ。マルモロという。私の子どもの頃にはすでに併合されていたがね、よく、祖父母から、昔のマルモロの話を聞かされたよ。当時の統治者だった大公は、争いを避けて素直に支配下に入ったんだが・・・その後、暗殺されたらしいな。暗殺をきっかけに、秘密裏に皇帝と交わしていた約束はみんな反故にされて、多くの市民は資産を没収された」


ふうう、と、思い出に浸るようにため息をつく。


「帝国軍に入隊したときは、母方の実家には黙っていたよ。金がないから仕方なく入ったんだが・・・それでも、裏切り者と罵られるのが目に見えていたからな。はじめは、祖父母に対して引け目があった。それが、軍隊生活に慣れてくると・・・だんだんと、母方の実家が卑しく思えてきてな。弱いものの昔話なんざ、付き合っていたらきりが無いと・・・祖父母を馬鹿にしてた。そんな風に、いつのまにか、被支配者から支配者に回ってるんだ。自分でも、怖いもんだと思ったな」


挟み込むようにして聞いていた二人は、やはり、何も言えなかった。先導していたオウリンも、無反応ながらに話を聞いている気配はあった。オウリンは、動じない様子で、そのまま本部の建物の戸に手をかけて、そこでようやく3人を振り返った。


「会議室の空きを確認してきますので、ちょっと待っていてください」


そして、独りで本部の中へと進んでいく。


「あの・・・」


黙っていたホウバンが、おずおずと声を上げた。


「その・・・お役には立てないと思いますけど、会議には参加させてもらいます。私も・・・、今度こそ、きちっと、目をあけて、世の中に何が起きているのか見なくちゃいけないって、そう思いますんで」


トルドーは、ふっと、安堵したように笑って、ホウバンの背中を優しく叩いた。

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