Chapter 21.13-交差-

ーこちら、オルブビネのタルコット。ノクティス様に緊急連絡があります。応答願います。繰り返します。こちら、オルブビネのタルコット。ノクティス様に緊急連絡があります。応答願います。


しん…として、通信機は応答がない。


やはりだめか… 朝から、15分おきに発信を続けていた。もうすぐ、3時間になる… タルコットは、通信機の上にがっくりと頭をたれた。いや、また15分したら…と思って腕時計を見る。1時間までは付き合っていたキリクも、ふらっとどこかへ消えていた。校長室のすぐ隣、通信室に、ひとりで篭っている。この15分が長いんだよな…


すぐ通信機の前に開いている窓から、外の静かな雨の様子が見えた。雨はしとしとと降り注いでいるが、明るい光の中で青々と茂る美しい木々が見えた。今朝、この風景を目にしたとき、タルコットは唖然とした…10年前にはルシスでも当たり前であった光景。今となっては奇跡のように見える。


きっと、不思議な力に守られた特別な土地なんだ… 


昨夜、ここへたどり着いたときの…歓迎振りを思い出す。ほとんど夜中近かったにも関わらず、キリクに続いて白い小さな家に入ると、リーベリ夫妻と、校長のテヨが、ご馳走と共にタルコットを待ち受けていた。テヨは丁重に、迎えが遅くなったことを詫びていた。美しいリーベリ夫人が、ずぶぬれになっていたタルコットを風呂場へ案内したときは、タルコットは動揺して顔を真っ赤にし、キリクに大いにからかわれた。タルコットのために、着替えまで用意されていた。タルコットは戸惑いつつも、勧められるままに風呂に入り、さっぱりとして戻ってくると、国賓のようなご馳走のもてなしを受ける。そして、テヨからノクティス一行の足取りについて教えられた。


「ノクティス陛下は、今は、チパシという集落の復興にご尽力いただいています。ルナフレーナ様もご一緒です」


まずは一行の安否が分かって、タルコットは心から安堵した。しかも…安否不明だったルーナ様がご存命だと知り、しばし、言葉が出なかった。ノクティス様は…本当に、ルーナ様を見出されたのだ。イグニスたちは、その可能性を語りながら、半信半疑だったのだ。それはタルコットも、同じだった。


「しかしながら…チパシはニフルハイム本国の地域に入ります。この集落を治める父、クヌギとも相談をしたのですが、やはり揚陸艇で踏み込むのはリスクが伴うと。少なくとも、チパシの長との合意がなければ…」


テヨは、申し訳なさそうな表情を見せた。


「もちろん、ノクティス陛下にルシスへのご帰還の意思があるのであれば、我々はできるかぎりの協力をいたします。貴方は、陛下をお迎えにあがったのですよね?」


テヨの誠実な態度に、タルコットも思い切って今回の任務の全容を開示した。


「僕の任務は…ノクティス様に直接ご連絡を取ることです。その安否を確認し…ルシスご帰還の意思を確認します。実は、アコルド政府との2国間協議が迫っており、できれば、協議へのご出席をお願いしたいのです」


テヨとユハは顔を見合わせて、唸った。


「ノクトからは、2国間協議は暫定政府に任せるつもりだと聞いていたが」


ユハは、困惑した様子で言った。タルコットも困った顔をするしかなかった。


「僕も…詳しいことは知りませんが、ルシスの暫定政府の内部でもいろいろとあるようなのです。僕が聞いた限りでは…ノクティス様の出席の可否が国の未来を左右すると。暫定政府では…ノクティス様のご存命に確証がなければ、王室撤廃すべしという話も浮上しているそうです」


テヨたちは、この話に驚いていた。


「確かに…暫定政府の対応としては、妥当かもしれませんね。この任務の、指令者は、どなたですか」


テヨが聞いた。タルコットは、一瞬躊躇ってから、腹を決めて


「イグニス・スキエンティア補佐官です」


と言い切った。


「確か…ノクティス陛下の側近ですね。10年前のオルティシエの水神の儀で、視力失った方では」


「はい…」


テヨは難しい顔をして、しばらく考え込んでいた。


「タルコットさん…私も、僭越ながらノクティス陛下を友人と慕わせていただいています。しかし、政治となると、我らオルブビネは中立を保つ立場。暫定政府の内部抗争については、積極的に関与することはできません」


暫定政府の内部抗争… 言われて見ればそうかもしれない。タルコットは、強い衝撃を受けて唖然とした。第3者から見れば、ルシスが王権を維持すべきかどうかは…意見を差し挟むべき問題ではないだろう。これはルシスの問題なのだ。


「申し訳ありませんが、現時点で…揚陸艇をチパシへ向かわせるわけにはいきません。しかし、通信機を使っていただくのは問題ありません。あるいはチパシの長が合意するのであれば…その集落の場所をお教えします」


まったく、お堅いねぇ… と、キリクが呆れるように呟いていた。


ぴぴっ と短いアラームがなって、タルコットは15分が過ぎたことを知った。よし…と、気持ちを奮い起こして、通信機の発信のスイッチをONにして、マイクに呼びかける。


ーこちら、オルブビネのタルコット。ルシスのハンターです。ノクティス陛下に緊急の連絡があります。応答お願いします。繰り返します…


タルコットは、数分にわたりアナウンスを繰り返した。しかし…受信レベルを示すメーターはぴくりとも動かなかった。


よし...次の15分だ… タルコットは機械的に腕時計のタイマーをセットする。今日一日、どうあってもこのペースで粘るつもりでいた。


「タルコットぉ」


遠慮がちに、扉が開いて、キリクの顔が覗いた。


「どう?…ああ、その様子じゃ、まだダメっぽいね」


それから、キリクは何か袋のようなものを手に持って部屋へ入ってきた。


「ほら、差し入れ。そろそろお昼にしようよ。イサがお弁当を作ってくれたからさ」


キリクは、机の上に、持ってきた袋の中身を広げた。二人分のお弁当、暖かいコーヒーの入ったポット、カップが二つ。


「ありがとうございます」


タルコットは、素直に喜んで、弁当を受け取った。昨夜のご馳走で、イサの料理の腕前は十分にわかったので、期待に胸が膨らんでいた。木製の大きな弁当箱を開くと、期待を裏切らず、色とりどりの惣菜がぎっしりと詰まっていた。


「これは!豪華ですね…」


ほおお… 感嘆して、しばし見とれる。


「イサの料理の腕前はすごいよね。アコルドの一流料理人でも、これほどではないと思うけど」


「確かに…」


タルコットは、イグニスの料理を思い浮かべたが…イサの洗練された技術は、ちょっとその上を行くかもしれなかった。


タルコットは、遠慮なく弁当を頬張った。次の放送のまでの15分の間に、弁当は綺麗に平らげられた。


ぴぴぴ… また、腕時計のタイマーがなって、タルコットが放送を再開する。キリクは、のんびりと弁当を食べながらその様子を眺めている。数分間放送を繰り返す…受信メーターはやはり動かないままだ。


はああ… とタルコットがため息とともに発信機のスイッチを切ると、キリクが労うように、ポットのコーヒーを注いで、タルコットに渡した。


「ありがとうございます…」


「あのさ、タルコットって、ノクトのなんなの?」


キリクは唐突に聞いた。


「え…何って…」


「従者って感じでもないし…でも、話し聞いてて親しいみたいだしさ。あいつ、10年間クリスタルに閉じ込められてたんでしょ? 君…ノクトと知り合う機会があったのかなって思って」


タルコットは、コーヒーを啜りつつ


「幼いころに、お世話になったんです」


と切り出した。


「祖父が…王家にゆかりの、アミシティア家の執事をしていました。その縁で、10年前に王都インソムニアから避難した際に、お世話になりました。ちょうど祖父や…他の親族もすべて亡くしてしまったので、ノクティス様に大変気遣っていただいて」


へええ… とキリクは、あっさりと反応し、


「じゃあ、天涯孤独ってやつ? それ、アタシと同じだねぇ」


と言った。タルコットは驚いてキリクを見たが、キリクはなんでもないような顔をしていた。


「まあ、あの時代…身内を亡くさなかった人間はなかなかいないよね。ノクトもプロンプトもルーナも、親族みんな全滅でしょ? アタシもさぁ…住んでた村が全滅してるから。生き残ったの、アタシだけなんだよね」


あまりにもさらっと言ったので、なんだかその実感がわかなかった。


「村が全滅…?」


「そう。親兄弟親族含め、ね。 じいちゃんもばあちゃんも、幼馴染も初恋の相手も…みーんな、死んじゃった。まあ、やったのはシガイじゃなくて、帝国軍だけど」


タルコットは、あまりに壮絶な体験に、もっと突っ込んだ話を聞くべきなのか迷った。キリクは、なんでもない雑談でもしたような顔で、コーヒーを啜っている。


「どうやって生き残って…」


タルコットは躊躇いがちに聞いた。


「ああ、それはちょっと秘密なんだけどさ。だけど…まあ、自分でも信じられないね。あの’ヴァルキリー’とは、それ以来の付き合い。いわばアタシの命の恩人なんだ」


キリクの赤いバイクの車体に、武装した女神が描かれている。戦場を天馬で駆け抜け、戦死した英霊を向かいいれた死の女神…


ぴぴぴ… タイマーが鳴って、タルコットは我に帰った。慌てて放送を再開すると、キリクは、タルコットの分と自分の弁当箱を回収して袋に詰めていた。そして、がんばれよ、とでも言うように手を振って、いつもの軽い笑顔を振りまきながら部屋を出て行った。


「まだ…難しいようですね」


午後、学校がはけたあとで、部屋へ入ってきたのはテヨだった。テヨは、同情するような眼差しをタルコットに向けていた。


「はい…」


タルコットは、うなだれた様子で腕時計を見た。もうかれこれ6時間近く呼びかけている…


「明日も、続けます」


タルコットの声には決意がみなぎっていた。

結局、この日、日暮れまで呼びかけ続けたが、チパシからの応答はなかった。


タルコットは翌朝、いつものように日の出ごろに目が覚めた。雨が降っているので、外は薄暗い。ああ…今日は、揚陸艇まで戻らなければ。そう思うと、気分が重い。もし、連絡がつかなければ…とりあえず、揚陸艇まで戻って、イグニスへ現状報告をするしかない。少なくとも、ノクティス、プロンプト、ルナフレーナの3人の生存は明らかになった。この連絡はイグニスたちを喜ばせるに違いない。それに、あと3日まてば確実に連絡が取れる…もともとの期限は切れてしまうが、手のうちようはあるだろう。タルコットは、慰めるように自分にいい聞かせた。


薄暗い外の様子を眺めながら、しばし、どうしようかと迷ったが…たまらずベッドから抜け出すと、服を着替える。昨日、同情したテヨが、通信室の鍵を預けてくれたのだ。いつでも好きな時間に使っていいと…


タルコットは、洗面を済まして、早々と学校へ足を向ける。なんとしても、今日…ノクティス様に届きたい。それに、それができそうな気がしている。雨の中、道を下り、昨晩も夕食に訪れたリーベル家の前を通り過ぎ、そして、下り坂を曲がった先の白い学校の建物を目指す。しん、とした校舎の、正面の入り口は開かれていた。タルコットのためにあけておいてくれたのだろうか…ありがたく思って、ちょっと頭を下げ、入り口をくぐる。傘を玄関先に立てかけておき、そのまま廊下を進む。奥の階段をあがり、また逆に廊下をおくまで進んで、突き当りの校長室の手前が、通信室だ。借りてきた鍵を鍵穴に差し込む。かちゃっ と小気味良い音がして、扉が開く。タルコットはすぐに通信機の電源を入れた。


腕時計を見る。6:08… 集落の外にあると言う通信機。とても誰かがいるとは思えないが…しかし、せっかく来たんだ、と思って、発信機のスイッチをONにする。


ーこちら、オブルビネのタルコット。ルシスのノクティス陛下に、緊急の連絡があります。応答願います。繰り返します…


まだ、寝起きのがらがらした声が、マイクの向こうに響いていた。発信機のメーターは、変な雑音でも拾ったように、いつもより激しく揺り動いた。受信機のメーターは…やはり、静かなままだ。


はあああ… 発信機のスイッチをOFFにして、大きく深呼吸する。わかってはいたけど。


タルコットは、腕時計のタイマーに手をかけて…しかし、設定せずにまた手を下ろした。かわりに、ズボンのポケットに手を突っ込んで、木彫りのサボテンダーを取り出す。手のひらの上で懐かしそうに転がしてから、通信機の上に飾ってみた。サボテンダー…お前くらいしかない。ノクティス様に繋がるのは…。


そもそも、これをノクティス様は覚えているだろうか…再会したときも、まさか、サボテンダーの話までする余裕がなかった。


タルコットは、あのわずかな再会の時間のことを思い出した。心のどこかで、運転席に飾ってあったサボテンダーに、ノクティスが気付かないかな、と期待していたっけ。当然、ノクティスが聞きたがったのはルシスの現状…イグニスたちの近況。そういえば、祖父の話も聞いてもらった。


大げさかもしれませんが…僕を救ってくれたのはこれなんです。


タルコットは木彫りのサボテンダーを、ぼおっと眺めていた。その時ー


ーこちら、チパシのゴダール。オルブビネ、応答求む


低い男の声が入ってきた。タルコットははっとして、発信機のスイッチを入れる。


ーこちら、オルブビネのタルコット。ノクティス様に取り次ぎお願いします!


ータルコット?


怪しむような声が向こうから聞こえた。


ー何者だ?


ーええと…今、オブルビネでお世話になっています。ルシスのハンターです。ノクティス様に緊急の連絡があります。お取次ぎいただけないでしょうか。


ーわわわ、ほんとにタルコットなの?!


と、高い声が割って入ってきた。この声は…


ープロンプトですか?! タルコットです。イグニスさんの指令で、オルブビネまで来ました!!


ーおおおお、本ものだぁ!!


歓喜するような声が上がっていた。


ーごめん、ノクトは今ここにいなくって…


という声にもう一度、低い声が割って入って


ータルコットと言ったか。悪いが、すぐにテヨかユハを呼び出してくれ。こちらにも緊急の要件がある。


ーわ、わかりました!


タルコットは、慌てて立ち上がると通信室を出た。ええと、テヨの家はわからないがユハなら…と思ったとき、ちょうど校長室の扉が開いて、テヨが顔を出した。


「通信が届きましたか?!」


「テヨさん!!良かった!あちらからも緊急連絡だそうです!」


テヨは頷いて、すぐに通信室に入った。


ーこちらテヨ。応答願います


ーこちらゴダール。緊急連絡だ。昨日、チパシが揚陸艇2機に襲撃を受けた


なんだって… 横で聞いていたタルコットは、息を呑んだ。


ーそれは…どこの船籍ですか


ー帝国内ファグナ領籍だ。揚陸艇の1機は逃走。拿捕した1機で指揮官1名を拘束…口を割らせたところ、グルーナ・ファグナ卿の名前が出た。揚陸艇は銃器をほとんど装備せず…その代わり、魔導兵数十体を近辺に放った。目的は、物資の収奪。しかし、幸いなことに人的被害はない。プロンプトの活躍でな…


テヨも、タルコットも胸を撫で下ろしてほっとため息をついていた。


ーしかし、まだ武力の温存があるようだ。放っては置けない。ハルマとノクトでこれより和平交渉に向かう


ー交渉に?!


タルコットは思わず裏返った声で、マイク向かって叫んでしまった。


ーノクティス様も、ですか?!


ーそうだよ


ゴダールは、なぜか笑っているようだ。その背後で、急にバタバタとした足音が聞こえてきたと思ったら、プロンプトの声が遠巻きに聞こえる。ノクト、急いでよ… わーってるっての… さらに懐かしい声も。


わりぃな… と割って入る様子があって、それから


ーこちら、ノクティスだ。そっちにタルコットがいるのか?


ーノクティス様!!!!


タルコットは、歓喜のあまり大きな声を出していた。


ータルコットです、ノクティス様!!!良かった、お声を聞けて!!ご無事なんですね?!


ーああ、無事だよ。ルーナとプロンプトもな


ノクティスは、タルコットのテンションとは対照的に…まだ寝起きと言う感じの低い声で、だるそうに答えた。


ーお前、よく来たな…そんなところまで


ーはい、イグニスさんからの指令で…ええと、伝言を預かってまいりました。イグニスさんの言葉をお伝えしますね… ”帰還の意思があれば、2国間協議のため、早急に帰国せよ”…とのことです


ぐ…と唸るような声が聞こえて、しばらくノクティスは黙っていた。


ーああ、2国間協議な…


ノクティスは、のらりくらりと、言いにくそうに切り出す。


ーそれは、イグニスたちでなんとかできるだろ


タルコットは焦った。


ーノクティス様…イグニスさんは、2国間協議に陛下のご列席が必要、とお考えです。それに…暫定政府の間には、不穏な動きもあって…実は、王室断絶の話も出ているそうです。至急にご帰還くださいませんか


まさか、NO、という答えを想像していなかっただけに、つい、必死な声を出していた。しかし、ノクティスの方はくすっと笑って


ー王室断絶かぁ、そりゃ、オレはそれでも構わんけどなぁ


と、のんきに答えていた。


ーノ、ノクティス様?!


というタルコットの慌てた声に被るように、通信機の向こうでも、ちょっ、ノクト?! という、怒ったようなプロンプトの声が聞こえた。


冗談だって… ちっとも反省の見られない様子で、ノクティスが答えているのが聞こえる。


ーわりぃな…ゴダールから聞いたろ…ちょっとこっちでヤボ用ができちまって、すぐには戻れないんだ


さらに考え込むように沈黙が続く。


ーよし、イグニスにはこう伝えてくれ。40日後にオルティシエに行く。そこで落ち合おう。どうせ、2国間協議はアコルドでやるんだろ


ええ?! その答えも、予想外だった。


ーま、まってください。ニフルハイムの中心地で、戦闘がおきつつあるということですよね? そこへ交渉へ向かわれるということですか?


ー戦闘はまだ起きていない。起きないように、交渉に行くんだ


ノクティスの声は落ち着いていた。


ー心配すんなよ…オレは付き添いだ。和平交渉はユスパウ領の領主が行う。


ーし、しかし…相手は揚陸艇で襲撃してきたんでしょう?! チパシには対抗するだけの武力があるんですか?


ーないさ。ないから交渉に行くんだろ


ーノクティス様、今、オルブビネの近くにアラネア隊の3号機を待機させています。シャンアールには2号機も待機しています。2機の揚陸艇で応援に向かいます!


ノクティスは、しばし、沈黙したが


ーいや


と、否定した。


ーそれはまずい。今、アラネア隊の揚陸艇はハンター協会の管理下だろ。武力衝突に参加させるわけにはいかない。戦闘にいくんじゃない、交渉に行くんだ…あからさまに武器を持ち込んでみろ。相手を刺激することになる


タルコットは、何も言えずに黙る。


ータルコット、お前もこの件はこれ以上、首を突っ込むな。いいな?


王の言葉は、有無を言わせなかった。


ーイグニスに伝えろ。40日後だ。それまでにからなずオルティシエに行く。以上だ。


ー了解しました…陛下。


タルコットは苦しそうに答えた。















 

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